不妊症・不育症
不妊症・不育症
不妊症・不育症とは
1年間妊活を続けても妊娠にいたらない不妊症。あるいは、妊娠はするものの、出産までにはいたらない不育症があります。
不妊症の方の妊活とは、妊娠をするための活動のことで、妊娠しやすい体づくりや生活習慣の改善、適切なタイミングで妊娠を目指すための知識を得ることなど、妊娠を希望する人が子供を授かるための活動全般を指します。
必要に応じてホルモンや排卵の状態を確認することもできます。
○ 不妊症・不育症の原因
不妊症の原因
妊活を続けても妊娠に至らない場合は(排卵・受精・着床)のどこかに原因があることが考えられます。
不育症の原因
妊娠しても継続が難しい場合には、妊娠成立後から出産までの過程に原因があると考えられます。
○ 不妊症・不育症の治療
保険診療(当院)
・タイミング法
自由診療
・栄養療法(保険診療では改善が難しい不妊症・不育症の治療)
○ 不妊症の栄養療法はこのような患者様にお勧めいたします。
半年以上、妊活をしていても妊娠にいたらない方。
排卵誘発剤などの薬に頼りたくない方。
不妊治療に進む前に体を整えたい方。
○ 妊娠しやすいカラダづくりのための栄養療法
栄養療法では、妊娠しやすいカラダづくりをサポートするために、主に次の2つを大切にしています。
卵子の質を高めること
着床後に妊娠を継続しやすい子宮内環境を整えること
卵子は、受精から着床までの間、細胞分裂を行いながら自ら成長します。この過程では、エネルギーをつくり出す「ミトコンドリア」の働きが重要とされています。
「ミトコンドリア」を活性化させるためには、鉄やビタミンB群などの栄養素が必要です。また、妊娠を継続するためには、ビタミンDも欠せません。しかし現代では、日光を浴びる機会が減っているため、ビタミンDが不足している方が多く、それが妊娠の継続を妨げる一因とも考えられています。
当院では血液検査データを基に、栄養素の不足をチェック。
妊娠しやすいカラダづくりのために、次の3つの視点からカラダづくりをサポートしています。
① 卵子がエネルギーを産生しやすい環境を整える
卵子は、受精から着床までの間、自らエネルギーを産生して細胞分裂を続けます。そのためには、卵子が成熟する前から、エネルギー産生に必要な栄養素をしっかり母体が摂取しておくことが重要です。当院では、卵子のエネルギー産生をサポートするために、食事内容の見直しや適切なサプリメントのご提案を行っています。
② 卵子の質を高める
妊娠の成立には、卵子の「数」だけではなく「質」も重要です。近年では、低たんぱく質・低コレステロールの食生活によって、ホルモンや細胞の材料が不足している方も多く見受けられます。卵子の質を高めるために、個別の食事指導や必要な栄養素を補うサプリメントもご提案しています。
③ 有害物質・活性酸素の除去
卵子がエネルギーをつくる過程では、「活性酸素」という物質が存在します。この活性酸素が過剰になると、卵子内のミトコンドリア(エネルギー工場)がダメージを受け、十分なエネルギーを産生できなくなる恐れがあります。そのため、当院では、活性酸素の発生を抑え、除去する食事やサプリメントのご提案を行っています。
あなたの妊娠をサポートするための
妊娠しやすいカラダづくりは、
単に医療技術だけでなく、日々の生活習慣や
栄養状態の見直しも大きな鍵となります。
一人ひとりの体質に合わせたご提案を行っておりますので、
どうぞお気軽にご相談ください。
○ 妊娠しやすいカラダづくりのための栄養療法の流れ
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1
問診
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2
診察
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3
血液検査
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4
食事指導、生活習慣指導、サプリメント処方